株式や投資信託を利益確定する前に知っておきたいデメリット

こんばんは✨

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今日の記事はこんな方のお役に立てます
・保有している投資信託の評価額が上がっているので売却を検討している方
・積み立て投信をしているが売却のタイミングに迷っている方

最近は日本株式はバブル後の高値更新、NYダウは安定して高値を維持、更に円安ということで、保有している株式や投資信託において評価額がプラスになり利益確定を考える方もいらっしゃるかと思います。

そこで今日は売却する前に知っておきたい利益確定のデメリットについてです

利益確定することのデメリット2つ

①複利効果が少なくなってしまう

以下2つの理由により複利効果が発揮できません。
・利益確定の都度税金がかかる
・売買手数料がかかる

株式や投資信託などを売却し儲かった場合には、殖えた金額に一律20.315%税金がかかります。さらに売買の度に手数料がかかります。

例えば、100万円で購入した投資信託が110万円になって売却し、再度投資する場合を考えてみます。

110万円-100万円=10万円
10万円×20.315%=20,315円
税金を引いて
110万円-20,315円=1,070,685円を再投資することになります。
利益確定しなければ、110万円をそのまま投資することになり、利益確定する前よりも投資金額が多くなり長期間になるほど複利効果が大きくなります。さらに利益確定に売買手数料がかかる場合はもっと再投資する金額が減り複利効果には不利になります。

②売買のタイミングを間違える

殖えているので利益確定し、そのあと下がったら買い戻そうという方が多いですが、なかなかうまくいかないケースが多いです。
結局利益確定後、タイミングを逃してしまい買い戻しができない、または結局高値になってから買い戻すことになり、利益確定後のマーケットの上昇を取り逃してしまうことになります
アベノミクスの相場を振り返っても、相場の上昇は思いもよらない時にきます。あの時マーケットにいた人がアベノミクスによる相場の上昇の恩恵に預かれたように、マーケットに居続けることが相場の上昇を取り逃さないのです。

売却してもいい時

利益確定をする2つのデメリットを見ていただきましたが、ではいつ売却したらいいのか?ということになります。
まずは、投資をする時にあらかじめ、将来のための資産形成を目的にするのか短期売買により収益を目指す投機的な目的かを考える必要があります。
ここでは、投機ではなく将来のための資産形成目的の場合を考えます。
この場合は売却するのは2つのタイミングが考えられます。

①商品を見直したほうがいい時

そもそも長期の資産形成に向いてない商品だったり、手数料が高い商品など見直したほうがいい商品を保有している場合です。
商品内容がよくわからないという場合は→こちらへ

②資産を使う時

著者水瀬ケンイチ『お金は寝かせて増やしなさい』

でも書かれていますが、
必要な時期から定額ではなく定率で引き出していくことを下記理由からすすめています。

定額ではなく定率がいい理由は、
定額で取り崩すと、株価が少ないときには少ない量の投信を売るのはいいですが、株価が低いときには多くの量を売ることになり、運用資産の減少を加速してしまう。
定率で取り崩すようにすれば、株価が高いときには多くの投信を売り、株価が低いときには少しの投信しか売らないですみますので運用資産の減少を加速することはありません
『お金は寝かせて増やしなさい』から引用

こちらの本では引き出し率は、保有資産の4%の引き出しを目安としています

まとめ

今日は利益確定をするデメリットから、売却のタイミングを考えてみました。
将来のための資産形成の場合は税金、売買手数料により売買回数が多いほど不利になります。マーケットに居続けることが相場の上昇の恩恵を預かるのに大切になりますので基本的には将来使う時期まで投資を続けていきましょう。私も必要な時まで投資を行い、定率で引き出すということをやっていこうと考えてます。

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