銀行で外貨預金をしてはいけない理由

こんばんは✨
アラサーアラフォー働く女性の資産形成のアドバイザーおぱんです。

日本のマイナス金利が継続されるなか、銀行の預金の金利は、0.001%と預金においていても増えないというのが当たり前の事実になっているかと思います。 そこで銀行にお手続き等で行くと勧められるのが、外貨預金です。

「円だと0.001%ですが外貨ですと金利がもっと高いですよ。特に今であればキャンペーン中なので更に金利が優遇されてます」といった具合にセールスされたことがある方も多いのではないでしょうか？
そこで

※ここでの銀行は対面取引の銀行をいいます。

銀行で外貨預金をする前に注意すること

①キャンペーン定期の金利は本当に高いか考えよう！

よくあるキャンペーン定期では、2ヶ月ものの定期預金で金利4%というようなものです。
※金融機関によって期間と金利は異なります。
円の0.001%と単純に比較すると4% 高い！と見えますが、一年で4%です。
２ヶ月でかつ税引き後で考えると…

4%×（1‐20.315%）×2/12= 0.53%

です。もちろん円の0.001%に比べたら大きいですが、為替の変動や為替手数料でふっとぶレベルです。

②為替手数料を確認しよう

銀行の対面で外貨預金を作成すると、片道の為替手数料は
通常

キャンペーン時は通常より半額にしているケースが多いです

です。
通常時に比べるとキャンペーン時の為替手数料はお得に見えますが、
今金融機関を変えて、ネット銀行、ネット証券、FXでは為替手数料がもっと安いんですね。

例えば…

このようにどこの金融機関を選択するかで手数料が全然変わってきます。

例えば…
銀行で外貨キャンペーンで外貨定期預金を30,000豪ドル　作成した場合、
30,000×1円25銭⁼37,500円　かかります。

先ほど計算した2か月分の利息　30,000×0.53％⁼159豪ドル　（豪ドルの為替が80円の場合）
159豪ドル×80円⁼12,720円

37,500円（為替手数料）＞12,700円（2か月分の利息）
ですからキャンペーン4％って一見高そうに見えるのですが、2か月後為替が変動しなかった場合でも為替手数料の分必ず損します。

③満期を迎えるときにも注意が必要！キャンペーン外貨定期預金満期時に一時払い外貨建て保険をセールスされる

2か月後に満期を迎えると通常の金利0.2％～0.4％に切り替わりますので、
銀行員から「このまま外貨預金に置いといても0.2％になってしまうのでもう少し利回りの高い商品にしませんか？」というようなトークで一時払いの外貨建て保険を提案されるケースが多いです。
最近でしたら外貨建ての定額年金保険を提案されるケースが多いです。保険に貯蓄機能を求めるのは効率的ではありません。
商品説明やリスクをよく確認したうえで申し込むようにしましょう。

まとめ

このように外貨預金をする際にどこの金融機関を選択するかでパフォーマンスが大きく変わってきます。
銀行で外貨預金をするのは手数料が高いためオススメできません。さらに最終的に外貨建ての保険をセールスされてしまうので避けた方がいいでしょう。外貨建て保険に誘導するために外貨キャンペーンをやっていると言っても過言ではありません。
銀行が売りたい商品は銀行にとって収益が稼げる商品でお客様にが稼げる商品ではありません。
そういう目線でセールスを聞いていただければと思います。

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